マーケティング
公開日:2016.04.22

今さら聞けないオウンドメディアのメリット・デメリットとは?

今さら聞けないオウンドメディアのメリット・デメリットとは?と言うタイトルを付けましたが、2013年頃から注目を浴び、2016年現在では経営者・広報担当者・マーケティング担当者・広告代理店の間では、当たり前のように「オウンドメディア」と言う言葉が使われるようになりました。

それでも「今さらオウンドメディアに関して聞けないよ」という方のためにオウンドメディアのメリット・デメリットや流行している背景をまとめてみました。

 

オウンドメディアとは一体何のことなのか?

オウンドメディア(OwndMedia)とは、言葉の通り「Ownd=自社の」「Media=メディア(媒体)」と言うことで、自社運営するメディアの事です。自社名で運営・発行するものは全てオウンドメディアに定義づけられます。近年ではWEBサイトやブログ、メールマガジンなどを指すことが多いですが、自社で保有する顧客リストへのDMやカタログもオウンドメディアです。

元祖オウンドメディアと言われているのは、資生堂の「花椿」と言う雑誌で、1937年創刊、2015年12月末までは紙媒体として活躍していました。時代の流れで2016年からはインターネットメディアとして移行したことが話題になりました。

出典 http://www.cinra.net/news/20151105-hanatsubaki

 

今お読み頂いているこのブログ「エックスラボオンライン」も弊社が運営するオウンドメディアとして活躍しています。弊社でも「エックスラボ通信」と言ったニュースレターも発行しており、デジタルとアナログでの情報発信に努めていますが、これらも自社運営のメディアを育てようと言う意識から始まりました。

 

そもそも何故、オウンドメディアが注目されているのか?その背景とは?

メディアと言うと、Yahoo!やGoogle、新聞や雑誌、TV、ラジオ、ホットペッパーやぐるなび、食べログなども各種の「メディア」ですが、他社が運営していますので、広告費も掛かりますし、出稿審査に引っかかり出稿出来なかったり、費用対効果が合わないなどの問題もあります。その点、オウンドメディアでは外部からの規制もほぼ無く、自社の顧客や見込み客に向けて直接メッセージを届けられるので、ここ数年で注目されているのです。

またGoogleやYahoo!の検索エンジンにおいて「ペンギンアップデート」や「パンダアップデート」といった新アルゴリズムが導入されたのが2012年付近でして、そこからSEOも難しくなり、広告の出稿も徐々に厳しくなり始めました。それと引き換えに注目を浴び始めたのが他社に依存されずに、自社で保有する「オウンドメディア」なのです。

その証拠にGoogleトレンドで「ペンギンアップデート」「パンダアップデート」「オウンドメディア」で比較検索すると、見事にGoogleの新アルゴリズム導入と入れ替わりに「オウンドメディア」の検索数が増えています。

 

オウンドメディアトレンド比較

 

GoogleやYahoo!のアルゴリズムに依存したSEOに頼ったり、他の広告に依存していた企業がリスクを感じ、オウンドメディア(自社メディア)に興味を持ちだしたのがデータからも見て取れます。

 

オウンドメディアを持つメリットとは?

メリット①広告依存からの脱却を図れます。オウンドメディアは顧客(見込み客)の求める情報を発信していく事が大前提です。顧客に有益な情報を発信していると、それらは良質なコンテンツとなり、会社の資産となります。特にWEBサイト(ブログを含む)の場合はネット上に情報が蓄積されていくために、いつしか自然検索での流入が増え、それらの情報に興味があるユーザーが集まってきてくれるようになります。そうなれば広告費も抑えられるようになりますので、広告依存からの脱却を図れるようになるのです。

メリット②ブランド価値を上げることが出来ますので、自社に最適な顧客が集まるようになります。定期的に有益な情報を発信し続けると、ブランドの認知にも繋がり、ファンの増加にもオウンドメディアは寄与します。全く認知されていなかった会社名やサービスよりも、より販売しやすく、より強く訴求する事が出来るでしょう。

メリット③圧倒的な情報拡散力がありますので、良い情報発信を行っている場合は、FacebookやTwitterなどで情報が共有されます。ソーシャルメディア自体も利用メディアの移り変わりはあれど、利用は年々増加しており、この勢いに乗ることが出来ます。これはWEBメディアの良いところであり、積極的にビジネスを行っている場合はWEBを活用したオウンドメディアの構築はまだまだ必須になると思われます。

 

ではオウンドメディアを持つデメリットとは?

デメリット①運用が大変です。これに尽きます。記事の企画や更新、編集など、広告費は掛からない分、人的労力が掛かります。弊社でもオウンドメディアの構築支援を行っていますが、記事の執筆代行などは一部業務に過ぎず、効果測定や、ヒット記事のリライト、SNSを含めた管理などやる事は多岐にわたります。集客をお金(広告費)で買うか、時間(労力)で買うかという事になります。

デメリット②メディアとして育つまでに時間がかかります。特にコンテンツSEOを意識した場合、それぞれの記事が検索エンジンに引っかかってくるまでに時間がかかり、それらの記事に非リンクが付いて評価されだすのにも時間が掛かります。広告は費用さえ払えばすぐに表示されるのに対して、オウンドメディアは即効性はなく、ゆえに結果が出るまでに時間がかかるので、それまでに運用をやめてしまう企業も少なくありません。

まとめると、労力が掛かり、効果が出るまでに時間が掛かるのが、オウンドメディアのデメリットでしょう。

 

それでもオウンドメディアを勧める理由

弊社は広告代理店として、クライアントの広告出稿を任されています。もう少し踏み込むと、見込み客を連れてくるという「結果を出すこと」を任されています。時代の変化とともに、各メディアも広告の表現やデザインに対する審査が厳しくなり、急に広告の出稿を止められたと言う経験は嫌というほどして来ました。

その時に自社のオウンドメディアを持っている会社は強く、いきなり売上げが0になる事はありません。オウンドメディアを持っている企業は、今までの見込み客を顧客に転嫁するチャンスがありますが、所有していない企業は広告を出し続けなくてはならない(営業活動をし続けなくてはならない)のに、それらが止まってしまっては直接的に業績にダメージがあります。

 

時間の投資(オウンドメディアの構築)とお金の投資(広告費)を適切に行なうことが大事。

 

なのです。オウンドメディア構築当初は、お金をかけて(投資して)見込み客を集め、その間に時間を掛けて(労力の投資)をして、オウンドメディアを育てる事がマーケティング担当者として、適切な時間とお金の投資になるでしょう。経営のリスク管理も、適切な投資も、このまとめ時間の投資(オウンドメディアの構築)とお金の投資(広告費)を適切に行なうこと」に集約されています。

「時間」か「お金」か「その両方」を投資をしなくてはリターンを求めることは難しいです。しかしながら投資したもの(特に時間)は競合との差別化そのものです。

今のうちにオウンドメディアのメリット・デメリットを把握した上で、適切な投資をしていきましょう。

 

ダイレクトマーケティング専門インターネット広告代理店が発信する「無料メールマガジン」
LINE@で購読する
avatar
執筆者:藤 勝行 (http://xlab.co.jp)

4年間経営した会社を倒産後、再度起業したインターネット広告代理店(エックスラボ)を3期目で年商約10億円グループにまで成長させる。集客をしたい中小企業の経営者や大手企業の担当者、同業他社までも参加するセミナーを開催する起業家。広告マン兼マーケッター。

この記事が気に入ったらいいねしよう!

最新記事をお届けします。

ソーシャルで記事を共有する

facebookでコメン卜する

記事にコメントを残すコメント数:0

※がついている欄は入力必須です

カテゴリー別で探す お悩みごと別でコンテンツを探す