豆知識
公開日:2016.01.18

クリエイターのための著作権ルール「CCライセンス」と「パブリック・ドメイン」について

こんにちは!動画作りは順調に進んでいますか? 動画制作の経験を積むにつれ、だんだん凝りたくなってきますよね。そんな時に活用したいのが、WEBの世界でたくさん公開されている写真やフォント、動画などの素材。でも、せっかくWEB上で良い感じの素材を見付けても、その素材が使える素材なのか使ってはいけない素材なのか、分からない事もしばしば。そんなWEB世代のために誕生したのが、「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(以下CCライセンス)」という著作権のルール。今回は、「CCライセンス」と「パブリックドメイン」について、解説します。WEBの世界で何らかのクリエイティブな活動をしていると必ずといっていいほど目に入ってくる言葉ですので、しっかり押さえておきましょう。
それでは、Cライセンスとは何か、というところから始めます。

「クリエイティブコモンズ・ライセンス」はクリエイターのための新しい著作権ルール

イラストや写真、音楽、映像などの制作物は、世に生まれた瞬間から著作権が自然に発生します。これは、制作者以外の人は勝手にその制作物を使用してはならないとする事で、制作者の権利を守るためのものです。こういった制作物を他の人が使いたい場合、制作者に直接連絡を取って許可をもらう必要があります。でも、その都度許可をもらうのって結構、面倒ですよね・・・そこで生まれたのが、「CCライセンス」という、著作権に関する新しいルールです!
「CCライセンス」は、制作者が著作権の一部分を放棄し、その事を素材と共に明示する事で、許される範囲内で誰でも写真や音楽、映像などの素材を自身の作品の制作に使用できるというもの。インターネットの時代に見合う、必然的に生まれたルールだと言えるでしょう。
また、「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」を自身の制作物に設定すると、制作物がクレジットと共に人目につきやすくなるため、制作者にとってはPRになります。CCライセンスは素材を提供する人、使用する人双方にとってメリットのあるルールなのです。
概要は何となく分かったけど実際、「CCライセンス」とはどのようなものなのでしょうか。

CCライセンスは6種類に分かれる

「CCライセンス」を定めているのは「クリエイティブ・コモンズ」という国際的な非営利団体です。

制作物にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを適用する場合、こちらの団体に申請することになります。制作者が設定できるライセンス要素は、以下の4種類です。

1.表示(BY)
制作者の名前や発信元アドレスなどのクレジット表記が必要

表示

2.非営利(NC)
素材を商用利用することは許されておらず、非営利目的のためであれば使用可能

非営利マーク

3.改変禁止(ND)
素材は、大きさや色合いも含め加工せずに全体または一部をそのまま使用する

改変禁止マーク

4.継承(SA)
素材の加工は可能だが、素材を使って制作した新しい作品は、同種のライセンスを付与すること

継承マーク

これらのマークを組み合わせ、以下の6種類のライセンスから選択し、著作権のどの部分を放棄してどの部分を守るのかを伝えます。ちなみに、一度決めた「CCライセンス」の種類は後で変更することができません。確かに、途中で変更してしまったら、素材使用者が困ってしまいますよね。

1.【表示】
制作者の名前や素材名などのクレジット情報さえ表示すれば、商用利用も加工も可能。

表示

2.【.表示-継承】
制作者の名前や素材名などのクレジット情報の表示が求められ、素材を加工(拡大縮小、色味の変更含む)した場合、同種のCCライセンス付与が求められる。商用利用可能。

表示-継承

3.【表示-改変禁止】
制作者の名前や素材名などのクレジット情報の表示が求められ、素材の加工は禁止されている。商用利用可能。

表示-改変禁止

4.【表示-非営利】
制作者の名前や素材名などのクレジット情報の表示が求められ、商用利用は禁止されている。素材の加工は可能。

表示-非営利

5.【表示-非営利-継承】
制作者の名前や素材名などのクレジット情報の表示が求められ、商用利用は禁止されている。素材を加工(拡大縮小、色味の変更含む)した場合、同種のCCライセンスを付与が求められる。

表示-非営利-継承

6.【表示-非営利-改変禁止】
制作者の名前や素材名などのクレジット情報の表示が求められる。商用利用、素材の加工共に禁止。CCライセンスの中で最も制作者の著作権が守られている。

表示-非営利-改変禁止

また、表示、非営利、改変禁止、継承の4つの権利を全て放棄して、後に述べる「パブリック・ドメイン」と同じ状態にして誰でも自由に使えるようにすることも可能です。そういった素材は「CC0」と呼ばれ、事実上、著作権を持たない素材として扱われます。

「パブリック・ドメイン」は、著作権が年数の経過などの理由により消失した状態

「パブリック・ドメイン」は、ライセンスというよりも著作権が完全に消失した状態の事を言います。例えば、時間の経過により著作権が焼失した浮世絵などの絵画、誰もが使用・引用できるように国や地方自治体が著作権を放棄している、憲法や法律などがそれにあたります。著作権がないので、クレジット表記なしや商用利用など自由に使うことができます。ただし、「パブリック・ドメイン」であっても他の知的財産権が存在する可能性はあります。

「CCライセンス」や「パブリック・ドメイン」を使いこし制作の幅を広げる

WEB上には、たくさんのCCライセンスやパブリック・ドメインの素材が存在します。上手に使えば、制作時間の短縮になりますし、より魅力的な動画づくりに繋がります。
という事で、次回は、ライセンスを気にしなくてもいいCC0動画配布サイトを案内します。
カッコいい、スタイリッシュな素材を見付けて動画制作に役立てましょう。お楽しみに!

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執筆者:藤 勝行 (http://xlab.co.jp)

4年間経営した会社を倒産後、再度起業したインターネット広告代理店(エックスラボ社)を3期目で年商約10億円グループにまで成長させる。集客をしたい中小企業の経営者や大手企業の担当者、同業他社までも参加するセミナーを開催する起業家。広告マン兼マーケッター。

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