マーケティング
公開日:2016.04.08

今から始めるWEBマーケティング④ PEST分析で社会の大きな流れを読み解く

新しい商品を企画・製造する時、既存のサービスを見直す時に、あなたはどこから判断要因となる情報を得ますか?今日は、アクセス解析からは得られない外部情報のマーケティングへの活用について話します。

PEST分析によって社会の大きな流れを読み解く

アクセス解析や競合他社の情報などの身近な情報も大切な情報ですが、見落としてはいけないのが社会全体の流れ。良いサービスを提供し素晴らしい商品を売る事も大切ですが、市場やそれを取り巻く社会の動向を知らずに企業を成功に導くのは難しく、大きなリスクを抱える可能性もあります。社会の動向をチェックし、現在の状況はもちろん数ヶ月後、数年後など少し先も見ていけるようになると尚良いですね。

マーケティングを体系化し、マーケティングをただの販売戦略ではなく経営哲学と呼んでも差し支えない領域に高めた、マーケティングの第一人者フィリップ・コトラーは、PEST分析という会社を取り巻く大きな環境(マクロ環境)の分析手法を提唱しました。

PEST分析は、会社の力ではどうしようもないマクロ環境を
Politics(政治) 国が現在どのような政策を行っているのか、法規制の制定による影響など
Economy(経済) 個人の消費動向、為替の変動など
Society(社会) 少子高齢化や外国人観光客の増加など社会的な変化
Technology(技術) スマホ人口の増加、人工知能の活用など技術的な変化
の4つに分類し、これらが事業や経営状況にどのような影響を与えているのか、そして今後どのような影響を与え得るのかを確認・分析する方法です。

PEST分析は、国内の外部環境の調査だけでなく、海外との取引や海外進出を検討する際にも使えます。為替の変動や金利状況はもちろん、政党の交替による政策の大きな変化や、日本とは異なる基準による法規制などが取引に大きな影響を及ぼす事もあるでしょう。

マクロ環境を読み解くためのツール

・官公庁の統計情報や白書
観光庁が発行する訪日外国人の消費動向、消費者庁の通信機器の普及率推移など、国全体の様々な動向を見ることができます。
観光庁統計 訪日外国人数の推移

・Googleのツールを活用する
Googleは、マーケティングに欠かせないツールを色々提供しています。

Googleアラートは、キーワード設定した言葉に関連性の高いニュースページや情報サイトを定期的にメールやRSS形式で届けてくれます。
andやor、ドメイン指定など演算子を使って詳細な条件設定を行う事が可能です。

キーワードプランナー。本来、広告などのキャッチコピーやキーワードを選定する時に使うものですが、流行や社会動向を読み解く目的でも使える便利なツール。Googleが蓄積した検索データから、短期的な興味や関心の動向をチェックする事ができます。Googleの広告サービスAdWordsに含まれる機能です。
キーワードプランナー「フィンテック」

画像は「フィンテック」というキーワードで実行した結果です。2015年12月からグンと検索数が増えていますね。ビットコイン事件以来、日本ではこの分野に対して消極的な姿勢が保たれていたのが、2015年12月に三菱東京UFJ銀行がフィンテック関連事業に参画したのをきっかけに皆の関心が集まり始めました。海外では大分前から注目されている分野なのですが、大手が参入する事で安心して関心を持ち始めた感じが顕著に伝わってきますね。

Googleは他にも、長期的なキーワードの検索数変動を調べられるGoogleTrendsも提供しています。

上記以外にも、Yahoo!の「Yahoo! DMP」などのビッグデータ情報の活用、各企業や団体が随時発表するリサーチ結果などが挙げられます。

情報を上手に利用して、より良いサービス作り、商品作りに役立てましょう。

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執筆者:藤 勝行 (http://xlab.co.jp)

4年間経営した会社を倒産後、再度起業したインターネット広告代理店(エックスラボ)を3期目で年商約10億円グループにまで成長させる。集客をしたい中小企業の経営者や大手企業の担当者、同業他社までも参加するセミナーを開催する起業家。広告マン兼マーケッター。

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