マーケティング
公開日:2017.06.14

購入意欲を高めるノスタルジーマーケティング

ノスタルジーとは「故郷や過ぎ去った時代を懐かしむ気持ち」という意味です。nostalgieというフランス語からきています。

人は生まれ育った場所や長く住んだ場所を懐かしく思うものです。子供の頃に行った場所を思い出すような光景、懐かしい場所を訪れたとき、昔聞いていた音楽を耳にしたり、なぜか懐かしいと感じる香りなど、急に懐かしさを感じてその思いに浸ることは誰もがあるのではないでしょうか?なんでも手に入る世の中になったからこそ、ノスタルジーに浸る機会も多くなっているのかもしれません。

人間とは不思議なもので、過去にネガティブが出来事があったとしても後から振り返るといい思い出になっていたり、実際よりも美しく記憶に残る傾向があります。

しかし、「懐かしいな」「あの頃は楽しかったな」と昔に引き戻されても実際にはその頃には戻れないことも誰もが分かっているでしょう。それだけにそのもどかしいような切ないような感情を呼び起こすことがノスタルジーマーケティングに繋がるのです。

 

ノスタルジーマーケティングとは

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新作発表や新商品などでは、未来を感じさせるようなものが多いのですが、実は人はノスタルジーを感じると購買意欲が増すとも言われています。これは、人は感情移入した時に財布の紐を緩めやすいという心理をついたものです。昔懐かしい過去の商品やサービスを登場させることで、ユーザーの記憶を呼び起こし興味を引くことができるのです。このノスタルジーと言う感情を利用してマーケティングを行うことで、今まで取り込めなかったユーザーに訴求できる可能性もあるということです。

あえて、過去にヒットした曲を長い空白期間を経てCMなどで使用することで、ノスタルジー効果を引き起こし、記憶に残すというような方法がその一つです。さらに、その良い印象から購買意欲が高まるとされています。レトロなデザインの広告にしたり、復刻版などもノスタルジー効果を利用することになります。例えば、日清食品はカップヌードル30周年記念復刻版として、1991年発売のブタホテテドリ味や1988年発売のビアンコ味を販売して注目を集めたこともあります。その懐かしさを感じる度合いは、年齢を重ねるほど高くなり、女性より男性の方が高いようです。歳をとるほど過去の記憶への思いが強くなるものです。ノスタルジーマーケティングと相性の良いのは、年齢層の高い男性だと言えそうです。商品によっては、ノスタルジー効果を狙うことで、逃す見込み客がいることも考慮する必要があります。

 

では、なぜ復刻版などのノスタルジーが購買意欲を高めるのでしょうか?

64061544 - conceptual vision of purchases, shopping cart with packs

まずは、「懐かしい」という感情から思わず手にとってしまう、思わず買ってしまうということがあるということです。そして、安心感があるとということも購入に繋がる大きな要因となります。ユーザーにとって新しいものを購入するというのは、外れる可能性もあるというリスクを伴いますが、かつてヒットした商品や慣れ親しんでいた商品であれば間違いはありません。失敗することがないという安心感が購入意欲に繋がります。また、昔の商品を今だけ手にすることができるというような限定感を打ち出すことができるので、手に入れることができるうちに購入したいという欲求が働きます。

 

まとめ

最近は、Facebookでも自動で「3年前の今日の投稿」のように過去の投稿記事を自分のタイムラインに表示させてくれることがあります。また、自分でタイムラインを遡って見るだけでその頃を思いとても懐かしく感じますよね。企業の歴史が浅くても創業当時を振り返る写真を活用してみたりするのも効果的かもしれません。ノスタルジーマーケティングは、SNSやコンテンツマーケティングにでも気軽に活用することができますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?また、新商品を考案するときに新しいものばかりに注目するのではなく、ノスタルジーを考えてみることで、リノベーションを利用した効果的な新商品を作り出すことができるかもしれません。

 

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執筆者:才田 真未 (https://woman.xlab-online.com)

前職はウエディングプランナー。現在は、2人の育児をしながらリスティング広告、Facebook広告などのweb広告運用やセミナーを開催。多角的視点から考える広告運用やマーケティング情報をお届けします。

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