マインド(考え方)
公開日:2016.06.09

お前らだけに雨が降ったのか?

「お前らだけに雨が降ったのか?」

学生時代に(屋外)スポーツをやっていた人なら、一度はこのセリフは言われたことがあるでしょうか。忘れもしない高校時代のクラブ活動の日々。ハンドボールをやっていた僕は、様々な事を高校時代に学ぶことが出来ました。公立高校の強豪校として、最後の年は近畿大会を優勝して終わることが出来たのですが、公立校はどのスポーツでも大変な時代でした。

私学には優秀な選手が推薦で行き、環境や戦力が充実しています。中学時代には大阪の強豪校のキャプテンとして活動した僕も推薦で私学に行けましたが、選んだのは、僕の入学前には私学の強豪を軒並み倒し、全国に出場した公立の強豪校。そして、入学後に僕達新入部員は、先輩たちの伝統通り強豪の私立校に勝つために、様々な考え方を教えこまれます。

まずは弱者の戦略を行なう

強豪校の選手達は先天的な才能があり、高校のカラーや指導にもよりますが、良くも悪くも才能でプレイする選手が多い世界でした。僕達の同年代には、スーパープレイヤーの宮崎大輔を筆頭に、全日本のキャプテンを務めた猪妻選手など、早々たるメンバーがいます。様々なスター達に立ち向かうには、頭を使うしかありません。それが弱者の戦略の1つで、局地戦等を学び、戦っていました。当時はそれが戦略とは思いませんでしたが、振り返ると戦略そのものです。

相手の解剖、堅守、速攻などの奇襲攻撃、局地戦での接近戦などを徹底して行ない、相手の才能を利用し、手玉に取り、やっつける快感を得ていた僕達は私学の強豪校と戦うのは楽しみでもありました。これはビジネスで言う3C分析、弱者の戦略、レバレッジみたいなものです。

クラブ活動を通して様々な事を深く学ぶことが出来たので、当時の先生には感謝しています。色々と教えてくださった当時の監督でしたが、今でもたまに思い出す忘れられない台詞があり、未だに仕事に活きている考えがあります。

とある練習試合での出来事

屋外で練習や試合をする事も多かった僕達は、とある小雨の日に練習試合をする事になりました。ハンドボールは飛んだり、走ったり、踏み込んだり、厳しいぶつかり合いのある激しいスポーツです。雨の中、ぬかるんだ足元では、中々思うように普段のプレイを出来ません。普段は勝っていたチームに、残念ながらその試合は負けてしまいました。

結果にもこだわるけど、それよりも試合の中身(プロセス)にこだわっていた監督は厳しい指摘をします。あそこでパスを出さないと!、◯◯がポイントだっただろ!、等々、試合後には反省のMTを行います。今思えば、これはビジネスで言う「分析」と「PDCAサイクル」を回している最中ですね。

MTの最中で僕達選手が言ったのは「雨が降っていたので、思ったように出来ませんでした。」「あそこで滑らなければ、、」みたいなセリフです。そのセリフに、監督が言った厳しい一言。

「お前らだけに雨が降ったのか!?」

本質を突きすぎた怒声に、誰もぐぅの音も出ません。。

お前だけに雨が降ったのなら、仕方ないかも知れないけど、条件は相手も一緒。勝負の場では、どんな言い訳も通らないし、相手も同条件なのに相手が優れているなら、そこに疑問を持て!しょうもない言い訳すんな!言い訳なんて言い出したらキリがないじゃボケ!出来ない理由を言う前に、どうしたら出来るか考えろ!、要約するとこんな感じの意図でした。

外部条件、これはビジネスでも同規模ならある程度は同じ

どこの市場を相手にしても、競合他社を相手にしても、同一地域の同規模の会社でもうまく言っている会社もあれば、瀕死の会社もあります。しかし、世界の経済状態、日本の経済状態、地域の経済状態は同一条件です。何なら、使う求人媒体も、求人倍率も、広告媒体も最後は大体似てくるものです。

そんな中、ビジネスが上手くいかない時もあります。稼げない時もあります。ビジネスでは言い訳なんて山ほどあります。大手は◯◯だから、営業が足りない、デザイナーが足りない、SEがいない、利益が無いから投資できない、貸したお金が返って来ない、銀行が融資してくれない、広告が外れた、求人が来ない、良い商品が無い、なんて言い出したらキリがありません。

特に「時間が無い」「お金がない」「人がいない」なんてのは、同規模の会社であればどこでもある程度同じです。いや大手でも同じかもしれません。しかし利益が上がっている会社もあれば、赤字を垂れ流して瀕死の会社もあります。だからこそ、我々経営者は考えなければいけません。

正しい結果を出すために

このように、高校時代には弱者であっても結果を出せること、言い訳をするよりも対応を考えることをずっと学ばせて頂きました。10数年経っても未だに自分の中に教えが生きているので、環境や教えてくれる先生って本当に大事だと痛感しています。やはり人との出会いで人生は大きく変わりますので、僕との出会いでも人生が好転する人が出る様に生きたいと思います。

経営者は孤独と言われるように、人によれば厳しい現実を突きつけられます。そして言い訳をしたくなるのも分かります。しかし、結果を出せない現実は、考え方や行動を含めて、ただの実力不足以外の何物でもありません。実力不足というのは人間性の否定では無く、意識や考え方の否定です。

考える、調べる、トライする、修正して、再度トライする、また考える。正しい知識を持っていて、正しい行動を行えば、正しい結果が出ます。もし正しい結果が出なくて、正しい行動をしているなら、正しい知識が無い(間違って知識を持っている?)だけです。正しい考えをしていても、結果が出ないなら、正しい行動をしていない(そもそも動いていない?)のでしょう。

どんな業界でも、どんな市場でも、条件はみんな同じです。強者が勝つわけでも、弱者が負けるわけでも無い。特にインターネットが発達した現代では尚更です。だって一個人でも活躍出来る時代ですからね。だからビジネスって面白いです。

外部に責任や言い訳を求めずに、どんな時でも自問してみましょう。

 

「お前(自分)だけに雨が降ったのか?」と。

 

 

効果実証済みの集客テクニックを公開中!

※購読解除はメルマガ内でいつでも1クリックで解約出来ますのでご安心ください。

LINE@で購読する
avatar
執筆者:藤 勝行 (http://xlab.co.jp)

4年間経営した会社を倒産後、再度起業したインターネット広告代理店(エックスラボ社)を3期目で年商約10億円グループにまで成長させる。集客をしたい中小企業の経営者や大手企業の担当者、同業他社までも参加するセミナーを開催する起業家。広告マン兼マーケッター。

この記事が気に入ったらいいねしよう!

最新記事をお届けします。

ソーシャルで記事を共有する

facebookでコメン卜する

記事にコメントを残すコメント数:0

※がついている欄は入力必須です

カテゴリー別で探す お悩みごと別でコンテンツを探す