マインド(考え方)
公開日:2016.02.26

「社長の注意欠陥障害」と「社長のやりたがり症候群」

経営者の人には耳が痛い話しですが、おそらく多くの経営者に今日の記事は当てはまるのではないでしょうか。それは経営者に多い2つの兆候・・・

 

1つ目の病気・社長の注意欠陥障害

一般的に注意欠陥障害(ADHD)とは、他動性・衝動性や注意力散漫障害として取り上げられます。しかし今回のお話しは本来の意味とは違い、起業家や経営者に多い注意散漫な状態ややりたがり症候群の話。要は注意力が散漫になりやすい起業家や経営者に向けての提言です。

 

起業家・経営者には多くの敵がいる事を認識する

現代は集中力を奪うものが非常に多く、TV、雑誌、電話、メール、ヤフーニュース、LINE、YouTube、Facebook、Twitterなどの「敵」に時間を取られる人が多いです。我々経営者でも、仕事中でもこれらの何かに気を取られた経験はあるでしょう。

その他にも我々経営者は取引先やクライアント、スタッフからの相談や電話やメールなど、集中して業務をこなすことが難しい。これが仕事では無いというわけでは無く、あらゆる角度から集中力を妨げる敵(と表現します)が出てきて、あなたの注意力を奪っていきます。

 

会社の大事な資源である社長の集中力を簡単に奪われて良いのか?

上記の様なものに随時対処していると、立派な経営者の注意欠陥障害になります。なので、僕自信の対処法は2つ。

①電話は掛けてくる相手からの都合で掛かって来るものなので、集中時には電源OFFにするか、サイレントモードにしてカバンに入れておくなどをして、集中したい業務時には見ないし、コール音も聞こえないようにします。時間泥棒であり集中力泥棒の電話は、集中したい時には無視できる状態を作りましょう。

集中して業務出来るスペースを確保する。僕の場合はエックスラボ創業時から、個人オフィスを持ち1人用の業務スペースを確保しています。家賃3万円の1ルームマンションでもOKですし、スターバックスや図書館が集中出来る人なら、それでもOK。そして電話やFAXは置いていません。誰にも邪魔されない空間や状態を作ることが大切です。

 

さらに集中力を妨げる正体は実は「アイディア」

社長は実に創造性に富んでいる人も多く、新しいアイディアを思い付いたりする人も多いはず。その新しいアイディアはいつだって魅力的に見えたりします。大体そういった事を思いつく人は、過去にもアイディアを出しているはずで実行できずに夢うつつに終わったか、実行して失敗したか、現在進行形でアイディアを形にしている最中が多いはず。

僕の知人でも会うたびに夢物語や新しいアイディア、新規事業の話しばかり持ってくる人が数名います。しかしその方達はずーっとそれを繰り返しています。どんな素晴らしい(と自画自賛しているだけの)アイディアでも実行しなければ1円の価値も無いし、そもそも自分から出たアイディアなんか既に誰かが考えている、もしくは形にしたけど失敗したと思ったほうが良いかも知れません。

だって誰も思いつかないようなアイディアを考えられる凄い人は、現時点でくすぶっているとは思えません。現在くすぶっている人の多くはやはり何かの要因があるものです。※もちろん運やタイミング、条件が合えば花咲く人も多くいると思っていますが、それも含めて自分の現状の力です。

 

2つ目の病気・やりたがり症候群の併発

アイディアを出すだけの人が多い中、一部には幸か不幸か「実行力も伴う経営者」もいます。そもそもそれが起業家や経営者の本能なのかも知れませんが、売上げを伸ばし続け、利益を上げ続けるために、新しいアイディアを考えだす。大体にして新しいことを考えたり興味を持ったりする場合は、現在の状況に不安やリスクを感じているケースも多く、新しいアイディアをすぐにやりたがるケースも。

しかし新規事業を始めれば始めるほど既存事業に割けるリソースは薄くなり、社長も含めた社内の集中力も分散し、新規事業の成功率も低い上に既存事業まで伸び悩むはずです。また第三者から見ればそれらの事業に関連性が無ければ無いほど、何屋さんなのかが分からずに信用を失う事になる結果も考えられます。

このやりたがり症候群を併発する社長は行動力が伴い、責任を取るがゆえに誰も口出しできずに大事な資金や社長の脳みそ、社内のリソースを無駄使いするケースも多い。自分で言うのも耳が痛い。

 

この2つの経営者の病気を治せる特効薬はフォーカス(集中)だけ

情報が増えれば増えるだけ、実は集中力も散漫になります。きっと情報を欲しがり続ける方は俗にいうノウハウコレクターになりやすく、あれもこれもやりたいと頭の中が忙しくなるでしょう。

無人島で拾った乾いた枝と木をこすり続ける内に火がつく様に・・・
虫眼鏡で太陽の光を1点に集中して集めれば燃え出すように・・・
夜空をじっと目を凝らして見続けるとうっすらと見える星の様に・・・

何かにフォーカス(集中する)ということでしか起こらないことがあるはず。

そしてフォーカスする以外にこの病気からは逃れられません。

 

やるという選択よりも「やらないという選択」も1つの行動

成果を出す近道は新しいアイディアよりも、現在の大事なことへの集中が道を作ると信じています。すなわち「やらないという選択」です。

既存事業のリソースを有効活用出来て、相乗効果が生み出せるのなら、既存事業の延長にあるのなら実行しても良いのかも知れません。また、お金を出すだけなら、株式や投資信託への投資みたいなものなので良いのかも知れません。

しかしお金だけではなく社内のリソースや社長自身の脳みそを使うのであれば、注意欠陥障害が発症します。それらは会社に取ってお金と同じく大事な資産であり、モロに大事な基幹事業や周囲への悪影響を及ぼします。

自戒の念を込めた記事ですが、僕を筆頭に心当たりのある人は多いはず。

アイディアだけでは価値は生み出せませんし、、、行動するとしても、、、いや、、やりたいけども、、、やれるけども、、、グッとこらえて勇気を持って「やらないという選択」を行なうことも1つの行動です。

これを肝に銘じて大事なことにフォーカス(集中)しましょう。

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執筆者:藤 勝行 (http://xlab.co.jp)

4年間経営した会社を倒産後、再度起業したインターネット広告代理店(エックスラボ)を3期目で年商約10億円グループにまで成長させる。集客をしたい中小企業の経営者や大手企業の担当者、同業他社までも参加するセミナーを開催する起業家。広告マン兼マーケッター。

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